第一段階だよ〜ん\(^o^)/





ども(^^; いきなり前触れもなく始めてしまいますね。


これから教習所に行こうというそこのあなた^^ はい、あなたですね。
あなたの頭の中には「車」「運転」といったものに対してイメージがありますよね。
そのイメージというのは、どんなイメージですか? ここでちょっと想像してみて下さい。
それは「いつも乗るバスの運転手さん」だったり、「小さい頃からよくドライブに連れて行ってくれ たお父さん」だったり、「つきあってる彼氏の運転」だったり……
できれば、なんですが、それらのイメージを1度取り払ってほしいのです。
なぜならイメージは先入観につながり、人間の五感を鈍らせてしまうからです。
車を運転するときっていうのは、まわりからの情報をなるべく正確にたくさん仕入れなければならないのですね。
そしてその情報が、正しい判断や意志決定をするための材料となる。
でないと、命がいくつあっても足りない。
こういう、正しい情報を取り入れるためには、自分がある意味アンテナにならないといけないのですね。
そういったわけで、イメージを取り払ってほしいのです。
ただ覚えておいてほしいのは、取り払うのは「イメージ」のみだということです。
その他のアイテム(たとえばハンドル、とかブレーキなどの用語)は捨てないで下さいね。
さて、「運転免許をとる」とはどういうことをいうのか、一般的なイメージはこうではないでしょうか
「車を運転できるようになること」
これ、実は正しくないです。
「車を運転する」っていうだけなら小学生くらいの子供でもできます。
けれど日本の法律では、18歳未満の人には免許を取得することができません。
何故なら、車の運転に対して、大人としての判断力が要求されているからなのですね。
ですから、よく路上教習くらいまで教習段階が進んでいるのに、教習生を自分のロボットみたいに 扱う指導員がいますけれど、そんなの私から言わせればペケ、なのです。
この私のページを吟読していただければ、聡明なあなたなら、きっとわかってくださるはず^^
ではでは、さっそくはじめましょう。用意はいいですか?



まずは簡単なレクチャーからいきますよ。

[あれ? 車ってどうやって乗るんだっけ?]

はいはい^^ 車に乗るには、足から乗ります。なあんだ、って思ったそこのあなた。
これ、教習所に行くと、意外と緊張してできないんですよ^^; 頭から突っ込んで乗り込もうとしたりしてね。はい、では続きね。
運転席(右側)に乗るときは、まずハンドルになんとなく左手を(右手はドアを持っておく)かけながら左足を車の中にいれ、お尻をすとんと座席に下ろして座ってしまいます(この時点では右足はまだ車のお外です)。
それからゆっくり右足を車の中におさめます。
おさめる前にドア閉めちゃダメよ、足怪我しちゃいますから。
そんなバカなと思ったあなた。
いや現場に遭遇した私でさえも目を疑ったのですもん、無理もありませんが、本当にやらかすもんなんですよ。
でもみんな結構いろいろやってくれますから、恥ずかしくなんかないですからね^^ 
たとえなにかやらかしても指導員は慣れてますからたいていのことは平気平気^^(フォローになってないって (^^; )。





[運転席に座ったら、、、、、、]

ごくごくオーソドックスなフォームのとり方をお話ししましょう。

  1. まず、お尻を背中をなるべくぴったりシートに合わせて深く座ります。

    こうすると自分の背中がしっかり固定されます。

  2. 次にシートの位置を、自分の身体に合わせて調整します。

    シートの調整には、大体次の2つがあります。

    1. 前後の調整
    2. 角度の調整


    1. シートの前後調整ってのは、ペダル操作をしやすくするために行うんですね。
      従って,合わせる目安は、
      AT車は、右足でブレーキペダルを一番深く踏んでも、ひ ざにちょっと余裕があるぐらいの位置。

      MT車は、左足でクラッチペダルを一番深く踏んでも、 ひざにちょっと余裕があるぐらいの位置。

      どうです?
      ちょっと背のある人でも、割と前の方に来たでしょ?(因みにもっと アクティブにコーナーを攻めたいというような場合は、足を合わせる位置は ブレーキ・ペダルやクラッチ・ペダルではなく、更にその先の床をペッタリ踏める くらいまで、シートを前に出します。)
    2. シートの角度調整は、ハンドル操作をしやすくするためにおこないます。
      前後調整のあと、とりあえず現在の角度でよいかどうかチェックをしてみましょう。
      方法は、
      ハンドルの3時の位置(時計に見立てて考えてね^^)に右手をのせて(のせるのよ、 つかむじゃないですからね)、そのまま肘を支点に逆時計回りに(上に)手をすべらせていって 9時の位置までもってきます。肘を支点にしたのは、脇がひらいたり肘がそりかえったりしない ようにするためです。大丈夫かな?9時の位置に右手をもってきたときに、右手の親指が床を 指し、脇がひらいてなければOKです。
      このときの肘の角度が大体90度(直角)になるように、背もたれの角度を合わせます。
      しつこいようですが、背中とお尻はシートにぴったりくっつけといて、シートの方を、自分の身体に合わせてやって下さいね。
      よく自分の身体の方をシートに合わせる人がいるけど、それは違いますからね。

  3. シートの位置が決まったら、シートベルトをします。

    シート調整をすっとばして最初にシートベルトしちゃう人もいるけど、シート調節しづらくなるのでこれは却下。
    一般的に採用されている3点式シートベルトのしかたについてのお話です。
    ドライバーズ・シートの右うしろ、少し上にシートベルトの金具(タングプレート)があるので、まず右手でそれを自分の前に引っ張ってきます。
    タングプレートを離すとしゅるしゅるっと巻き込むのを確認しておいてください、最近の車のシートベルトはたいてい自動的に巻きこむようになっています。
    タングプレートを左胸の前あたりまで持ってきたら、左手に持ち替え、右手でベルトにゆるみをつくりながら(でないと上に引っ張られちゃってベルトを引き出せないです)左腰のあたりまで持ってきて、タングプレートの受け口(バックル)にカチッと音がするまで押し込みます。
    シートベルトは、右肩から左の腰骨の位置にかかるようにセットします。
    首にかかると苦しいので、気をつけてくださいね。
    また、腰骨の位置にかかるようにするのは、もしやわらかいおなかにかかるようにしてしまうと、万一の衝撃のとき、内蔵への影響が大きく非常に危険だからです。

  4. ミラーの調整をする。
    1. ルーム・ミラー
      ルーム・ミラーは後ろの様子を見るためのミラーです。
      今の座席位置で普通に前を向き、目だけキョロッと動かして(顔ごと動かさないでね (^^; )左上のミラーを見ます。
      大体、後ろ窓が全体に映るように調整します。
      指紋で汚さないようにミラーの枠をもって動かしてね!
    2. サイド・ミラー(ドア・ミラー/フェンダー・ミラー)
      サイド・ミラーは自分の車の左右の様子を見るためのミラーです。
      大体、ミラーの鏡面の2/1から3/1くらいに車体が映るように調整します。
長くなりましたが、手順を簡単に書きますと、
  1. 深く座る
  2. シートの位置を自分の身体に合わせる
  3. シートベルトをする
  4. ミラーの調整をする
となります。
正しくセッティングすると、シートにがっちり身体を固定されたような気がするかもしれませんが、固定されているのは実は下半身のみです。
腕や頭は自由に動かせるようにしておきましょう。




[ペダルに踏み方なんてあったんだ]

ペダルの踏み方って、ペダル操作のこと?
いえいえ違います、ここでは純粋に、踏み方のみのお話をします。

ペダルは右から、アクセル・ペダル、ブレーキ・ペダル、クラッチ・ペダルとなってます。
さて、右足で操作するのはどれで、左足で操作するのはどれでしょう?
何へんな質問するなって? いやすみませんね。でもおとなしく答えてね。

はい、そうね、右足はアクセル・ペダルとブレーキ・ペダルを、左足はクラッチ・ペダルを操作します。
おわかりでしょうか? 右足は1本の足で2つのペダル操作を担当していてかなり忙しい足なんですね。
だから、運転中に右足を床に下ろしてゆっくりやすめてる、という図はあり得ません。
必ず、アクセル・ペダルかブレーキ・ペダルの、どちらかを操作しているか、構えているのです。
それに対して、左足は1本の足で1つのペダル操作(クラッチ・ペダルのことね)だけなので、比較的ひまなのですね。
ですから、左足は、使わないときは床かフットレスト(かまぼこ板みたいなものがクラッチ・ペダルの左の床にあれば、それのことです)におろしてゆっくりさせといて下さい。

     
  1. アクセル・ペダル

    アクセル・ペダルを見ると縦に細長い形をしています。
    このペダルのちょうど真ん中のあたりに右足のつま先があたるように、かかとの位置を床に設定します。
    かかとを支点にして、アクセル・ペダルを踏んだり離したりします。
    従って、かかとは基本的に床につけたままです。
    この、かかとの位置設定ってけっこう大事なので、もう少し細かく書きますね。
    かかとの位置が前すぎると(ペダルに近すぎると)、足の裏全体でペダルをベッタリ踏みがちになり、繊細なペダル操作ができなくなります。
    逆にペダルから遠すぎると、踏むこと自体満足にできません。
    どうでしょうか、かかとの位置設定、できましたか?
    そうしたら、そのときの右足のひざの角度の感じをよく覚えておきましょう。
    このひざの角度の感じが、アクセル・ペダルの位置を覚えるのに役に立ちます。

  2. ブレーキ・ペダル

    突然ですが、あなたはハードボイルド映画の主人公です。
    あなたは今たばこを吸っています。
    その吸い殻を足元に捨て(たばこのポイ捨てに関する論議は別の問題にして下さいね)、右足でギュッと踏んで火を消した。

    ストーップ。
    はい、今あなたは足の裏のどこで吸い殻を踏みましたか?
    つま先?かかと?土踏まず?(踏めるか? (^^; )
    多分、足のゆびの付け根よりも、少しかかと寄りの辺り(一番こんもりしているところ)で踏んだのではないでしょうか?
    そうですね(^^; ハードボイルドがわかりにくければ、女性ならばハイヒールを履いたときに一番体重がかかっているところのことだと言えばおわかりでしょうか?
    ブレーキ・ペダルは、まさにその部分でギュウゥーー、と踏み込みます。
    もう少し具体的に言うと、右足を、ハイヒール履いているような形にしてみて下さい(何センチヒールかはお好みですが、あまり高くない方が良いでしょう。ぉ)。
    で、その形のまんまブレーキ・ペダルの中央辺りにさっきの部分をあてがって、ひざの力で踏み込んでいく(踏む、ではなく踏み込むですよ)のです。
    ブレーキ・ペダルを踏むときの足のフォームはこれで覚えてください。
    当然、かかとは床につきません。

    ここでお気づきと思いますが、アクセル・ペダル操作時とブレーキ・ペダル操作時では、右足の高さが全然違いますね。
    で、アクセル・ペダルとブレーキ・ペダルの互いの位置関係について、よく、教える人が「左右の間隔をよく覚えて」と言いますが、実はそうではなくて、足の高さの違いで位置関係を把握した方が覚えやすいのです。

  3. クラッチ・ペダル

    クラッチ・ペダルはスパッと一気に床まで踏みます。
    理由は「発進」の項で明らかにしますが、とにかく何の迷いもなく、一瞬で床まで踏むようにして下さい。
    踏み込んだらここで試しにその踏み込んだままにしておくのは、かなり力が要りますね。
    これはクラッチ・ペダルにばねが効いているからなのです。
    これ、よく覚えておいて下さいね。
    さて、クラッチ・ペダルの上げ方です。
    いま踏み込んでいるその左足の形のまま、左ひざを上に上げていきます。
    そうしておいて、左足の裏はクラッチ・ペダルのばねの力を抑えながら、ひざで段々ペダルを上げていきます。
    このときのばねの力のかんじをつかんでおいて下さいね。






[シフト・レバーは力を抜け]

シフト・レバーというのは、ドライバーズ・シートの左側にある、棒のようなやつです。
これを動かしてギアをチョイスします。
ギアについてはあとで簡単に説明しますね(^^)
この動かし方について。
シフト・レバーの先に、1とか2とか、Nとか書いてありますね。
これはそれぞれギアの名前に対応しています。

Nは「ニュートラル」
1は「1速(いっそく)」または「ロー・ギア」
2は「2速(にそく)」または「セカンド・ギア」
3は「3速(さんそく)」または「サード・ギア」
4は「4速(よんそく)」または「トップ・ギア」
5は「5速(ごそく)」または「ハイ・トップ・ギア」
といいます。
人によって言い方が変わると思いますので、戸惑わないようにね(^^;
ギアは、数字が小さいほど力が強いです。
またニュートラルというのは、どのギアも選択されてない状態を言います。

シフト・レバーは、クラッチ・ペダルを踏んで操作します。
で、レバーの動かし方から。
シフト・レバーを動かすときは、レバーを上からつかんではいけない。
絶対につかまないでくださいよ。
レバーは、左手の「てのひら」で動かします。
左足でクラッチ・ペダルをスパッと踏み、シフト・レバーを手のひらで左右に押してみてください。
左に動かすためにはレバーの右側に、右に動かすときはレバーの左側に手のひらをあてがい、押します。
くどいようですが、上からつかまないでくださいよ、よくやっちゃうんですけどね。
手を離してみると、レバーは真ん中のニュートラルの位置に勝手に来るようにできてます。
このことをよく覚えていてください。

さて、ではギアを入れてみましょう。
シフト・レバーを動かしてギアをチョイスすることを、「入れる」と言います。

まずニュートラルから1速へ。

ギアから手を離して自然にくる位置がニュートラルだから、そこから1速へいれるには、
まずレバーを左に押してやり、それから左斜め前に押してやる。
「1、2」のリズムで押してね。「1」で左へ、「2」で左斜め前へ押すこと。

1速から2速へ。

これも「1、2」のリズムで押して入れる。
「1」で左斜め後ろへ押し、1速から抜きます。それから「2」で更に左斜め後ろへ押し、2速へ入れる。

2速から3速へ。

やっぱり「1、2」のリズムで動かしますよ。
「1」で少し前に押してから、1度力を抜きます。するとレバーはどこに来ているか、あなたはもうおわかりですね。
そう、ニュートラルの真ん中の位置に来ています。
そこから「2」で、まっすぐ前に押して3速に入れます。

3速から4速へ。

またまた「1、2」のリズムを使います。
ここは手のひらというよりも、左手の人差し指、中指、薬指で押します。
「1」でニュートラルへ(手前に押します。引くんじゃなくて押します。)ギアを抜き、「2」で更に手前に押して4速に入れます。

いずれもポイントは、力まかせに押さない、ということ。
押す方向さえ合っていれば、力はほとんど必要ありません。
だから、その「方向」をつかむように意識してね。
どちらかというと、ギアを「入れる」ことよりもこの「方向」をつかむことの方が重要です。
そしてレバーの動く感触をつかんでね。
うまく方向をつかめてくると、「ゴクッ」という感触がわかるようになります。
それから、「1、2」のリズムで動かすこと。
感触がつかめてきたら、「1、2」のリズムで、1速、2速、3速、4速、3速、2速、1速と動かす練習をしてください。
感覚的には生卵を持っている感じ、かな。
生卵割るなよぉ(←別におどしてるわけではない(^^; )
といって緊張しないでね、変な力が入ってしまいますから。
それから、ゆっくり操作すること。
意識してゆっくりシフト・チェンジするようにしてください。





[ステアリング・ホイールは回すんじゃなくって、押すんだよ]

ステアリング・ホイールってなに?
いわゆるハンドルのことです。
ハンドルは、正しくは「ステアリング・ホイール」と言います。
ここでは、省略してステアリングと呼ぶことにしますね。
ステアリングの役割は何かというと、車の舵取りです。
ステアリングが右に回転すると、車の前輪は右に向いていき、ステアリングが左に回転すると、前輪は左に向いていきます。
ステアリングに連動して前輪が動くのだということを覚えていてください。
で、ステアリングとタイヤが連動しているということは、本来車が止まっているとき、トン単位の物体の重量がタイヤにどーんとかかっているので、ステアリングを動かすことはほとんど無理なんですね。
でも、最近の車はパワーステアリングといって、車の速度に関係なくステアリングを楽々動かせるようなシステムが標準装備されているし、教習車もパワステ装備が殆どなので、安心してね。

さて、ではステアリングの操作方法についていきますよ。
まず、左手をステアリングの9時の位置に、右手を3時の位置に置きます。
つかまないで、置く、というか手をのっけてみてね。
ステアリングをつかんでいると、肘が突っ張って脇が広がり、しがみついているような格好になります。
格好悪いだけならともかく、これでは絶対にフレックスなステアリング・アクションができないので、つかんだりしないよう気をつけてね。
はい、続けましょう。
では、左手の手のひらでステアリングを前方に押してみてごらん。
ステアリングは右に回転し始めたでしょう?
はい、じゃ今度は右手の手のひらでステアリングを前方に押してみると、、、
そう、ステアリングは左に回転し始めてますね。
ステアリングは、この特性を生かして動かします。
今、手のひらを「パー」状態にしていると思いますが、しばらくそのまま練習してみますね。

右方向へのアクション
左手でステアリングを前方へ押し出すようにする。
すると右方向に回転しはじめる。
すると右腕がそりかえってきて苦しくなるのでさっさと右手をステアリングから離して左腕の上に重ねて「X」の形を作る。
そんでもって右手でステアリングの11時くらいの位置に手のひらをのせる。
そのころになると今度は左腕のほうが伸びきってつらくなってくるころなので、左手を離し、ステアリングの8時〜9時くらいの位置に左手の手のひらをのせる。
以降繰り返し(^^;
左方向へのアクション
右手でステアリングを前方へ押し出すようにする。
すると左方向に回転しはじめる。
すると左腕がそりかえってきて苦しくなるのでさっさと左手をステアリングから離して右腕の上に重ねて「X」の形を作る。
そんでもって左手でステアリングの1時くらいの位置に手のひらをのせる。
そのころになると今度は右腕の方が伸びきってつらくなってくるころなので、右手を離し、ステアリングの3時〜4時くらいの位置に右手の手のひらをのせる。
以降繰り返し(^^;
あとは、考えなくても手が動くくらいまで練習ですね。
運転中、いちいち考えながらステアリング操作はできませんからね(^-^)
で、考えなくても動かせるようになったら、今度は「パー」状態の手のひらを柔らかく閉じて、ステアリングに添えます。
くどいようですが、ぜっったいにつかまないでくださいよぉ(←別におどしてるわけではない(^^; )





[エンジン始動は冷静に大胆に]

エンジンは、エンジン・キーを回してかけます。
このエンジン始動を、なぜだかチョンチョンと小刻みにする人がいるのですが、あれはやめてください。
エンジンをかけるとき、バッテリーに結構な負担をかけている。
チョンチョンと何回もやっていると、それだけでバッテリーが死んでしまうこともある。
だから、エンジンを始動するときは、大胆に、落ち着いてキーを回しましょう。

さて、では具体的なかけ方を、、、
エンジン・キーを差すところは、たいがいステアリングの付近にあります。
車種によって違うので、教官は必ず教えてくれますから安心してね。
ここでは、ほとんどの車種でそうだと思われるステアリングの右側を想定して説明しますね。
エンジン・キーを差し込み、右に回転させていくと(まだ今のところは一気に回さないでくださいよ(^^; )、カチ、カチ、と段階的に止まるところがありますね。
最初に止まるところが「Acc(アクセサリー)」で、ラジオやエアコンなどが使える。
ただ、ここではまだエンジンがかかってないから、電力の供給源がないので、そのままにしておかないようにね。
次に止まるところが「ON」。
通常、エンジンをかけたあと走り回っているときは、キーはこの位置にきている。
そして1番右が、「START」。
エンジンをかけるためのセルモーターのスタート位置が、ここだ。

実際にエンジンをかけるときは、
右足でブレーキ・ペダルをしっかり踏んでおき、左足でクラッチ・ペダルをいっぱいに踏んで、ギアをニュートラルにしておいて、
キーを右に「START」まで回します。
すると「ギュイギュイ」という、セルモーターの回転する音がし、エンジンが「ブルンッ」と目を覚まします。
その直後に「ブルブルンッ」と車体が振動したのを確かめてから、右手のキーを離します。
すると、キーは自動的に「ON」の位置にきます。

結構、キーを離すタイミングって難しいんだけど、車体の振動がある程度の目安です。
「ブルン」という音だけでかかった、て思いがちだけど、実はまだかかっていませんからね。
ただ、車体が振動したにも関わらず「START」のままにしていてはいけませんよぉ。
この辺は、よく五感をすまして感触をつかんでね。
エンジンが始動しているのに「START」に入れると、「ギャー」という、この世のものとは思えない(^-^;なんともおぞましい音がします。
手順をまとめると、
  1. 右足でブレーキ・ペダルをしっかり踏んでおく(エンジン始動時に万が一車が飛び出すのを防ぐため)。
  2. 左足でクラッチ・ペダルをいっぱいに踏んでギアをニュートラルにいれる(エンジン始動時にギアに負担をかけるのを防ぐため)。
  3. ハンド・ブレーキ(サイド・ブレーキ)がかかっていることを確かめる。
  4. エンジン・キーを回してエンジン始動!!
ねえねえ、ところでさ、ひとつ気が付いた人いるかな?
それはね、エンジンがかかるとブレーキ・ペダルを踏んでいた右足が、スゥーっと奥にいくことなのだ。